岩手医科大学 生理学講座 病態生理学のWEBサイトにようこそ。
岩手医科大学では、多面的に全身レベルで診ることができる医療人を育成するため、教育・診療・研究の各領域に渡って学部間の垣根のない連携体制を平成23年4月からスタートさせています。生理学は、医学部にも歯学部にも存在しますので、2つの生理学講座が統合され、歯学部学生を中心に教育・研究を担当しておりますのが病態生理学分野です。
生理学とは、生物が生きていく仕組みを「機能」の観点から理解していく学問です。病態生理学分野では、歯学部1年生から2年生を対象に、一般生理学・器官生理学・神経生理学そして口腔生理学を教えています。3年生と4年生に対しては、CBT試験に向けた対策講義に加え、歯科麻酔学の基礎知識を教えてます。
5年生と6年生に対しては、歯科医師国家試験に向けた講義を担当しております。“フィードバック”と“アップデート”を繰り返しながら、理解しやすい授業を提供出来るように、常に自己研鑽を重ねています。詳しくは、講義・実習の項目をご覧ください。
病態生理学分野は、令和4年4月現在、私を含めて2名のとても小さい研究室です。他研究機関との共同研究を行いながら、遺伝子改変動物を用いた病態解明モデル実験や咀嚼・嚥下機能の評価系の確立を行っております。生理学の実験には、様々な手法が用いられますが、病態生理学分野では電気生理学的手法を用いた実験系を得意としております。また、超高齢社会に突入している本邦において、介護者となるご家族の負担を軽減出来るような機器開発にも取り組み、知財を得ながらベンチャー企業様と共同研究を実施しております。詳しくは、研究の項目をご覧ください。
私自身、新潟大学大学院時代の上司を始め、米国でのポスドク時代のPIや米国で働く日本人研究者と知り合う中で、“研究の面白さ”を教えて貰うことが出来ました。
“研究の面白さ”を語り、そして未来を担う学生や若手研究者にそのことを伝えられるように、様々なことにアンテナを伸ばしながら研究活動を行っております。
令和4年4月1日
生理学講座 病態生理学分野
教授 黒瀬 雅之